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「辻善兵衛 いちご(栃木・真岡市)」いただきました
本日のお相手はこいつだ!

辻善兵衛商店

(栃木県真岡市)
辻善兵衛 いちご
辻善兵衛
原料米:−
精米歩合:−
使用酵母:−
アルコール分:12度以上13度未満
日本酒度:−
酸度:−
アミノ酸:−
原材料:日本酒・糖類・栃木産いちご

この苺リキュールは栃木県は南東部に位置する二宮町(にのみやまち)産の新鮮な完熟朝取り苺をその日のうちに洗い選別し、その中でも上質な苺のみを原料にしています。辻善兵衛商店の自社清酒に漬け込み造り上げた日本酒ベースのリキュールです。栃木県で生産されている苺の代表品種である「とちおとめ」のイチゴジャムのような高い香りと、程よい酸味、そして甘さ控えめで後味サッパリとした特徴ある飲み口の酒質です。せっかく地元で採れたフレッシュな原料の風味や色を損ねないように火入れなどの処理は行っておりません。


「リキュールに対する考え」
日本酒を使用したリキュール類は世の中にあまた存在しています。梅が採れる産地では梅酒、柚子の産地では柚子酒などが造られています。ただ単に『日本酒で造った梅酒です』よりも『地元で収穫した果物を使った…』の方が消費者にも受け入れられることでしょう。なぜならば、日本酒で造ること自体が原価高につながり、どうしても付加価値が必要だからです。

また、日本酒蔵には(良かれ悪かれ)リキュールに踏み切れない事情があります。リキュールの方が人気商品となり、リキュール生産に追われ、日本酒蔵としてのアイデンティティを失った蔵も少なくありません。日本酒離れが叫ばれている昨今、リキュールにシフトすることは危険性もはらんでいるのです。

以上のことを踏まえると、リキュールといえど日本酒としてのアイデンティティを残す工夫が求められます。日本酒を使った新潟の梅酒は、極端に甘くすることを避け、日本酒特有のキレの良さを活かしています。梅酒や柚子酒はエキスが強く、バランスがとりやすい特長があればこその商品です。

しかし、日本酒としてのアイデンティティを残したいというジレンマは、時に消費者に受け入れられないことがあります。この商品もそんな危険性が漂っていますが、栃木名産の「とちおとめ」がそれを微妙な関係でどうにか支えている気がします。


「感想」

このリキュールは色や香りが強く、期待感がかなり高い商品です。ただ、その強烈な印象とは裏腹に、味はさほど強くありません。日本酒ベースであることを意識しているので、甘さは控えめに仕上がっています。かなり評価に苦しむ商品でしょう。一般的ないちごのリキュールに比べれば、そのインパクトは弱く、今後の拡売につながっていくかは疑問です。どこまで栃木ブランドが認知されるかが勝負ですね。

ただ、リキュールの楽しさは、生(き)で飲むだけではありません。栃木で有名なレモン牛乳(たしか…名前が変わりましたっけ?)に習って、牛乳割りにしてみました。見た目は、フルーチェのようにややどろっとしたものになります。発色が良いため、綺麗な桜色に仕上がります。これはなかなかにおすすめな飲み方です。いちごミルクを想像しても、さほど偏見なくいただくことができると思います。

日本酒のアイデンティティを残した栃木のNEWカクテル

そんな言葉がぴったりです。おいしゅうございました。
author:むらかみさん, category:リキュール, 08:33
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